
豊澤 一晃(経歴・学歴)
1976年静岡県静岡市、豊澤弘康氏の長男として生まれる。幼少期はサッカー少年として過ごし、10代の頃はファッションに強い興味を示す。専門学校修了後、建築デザイン、服飾デザイン等アーティストの業界で8年間ほどデザイナーとしての感性を磨く。
2003年家業のトヨコーに入社。2代目としてSOSEI事業とCoolLaser事業の2つの事業を0から立ち上げ牽引。(出典)
トヨコー入社後の2008年から光産業創成大学院大学でレーザーによるサビ取り装置の基礎開発を学ぶ。
ちょっと聞いたことがない大学でしたので、大学についても調べてみました!…が、とってもニッチで難しく…笑 分かったことは、①「光(レーザーとか所謂「光線」のイメージ)」というものは様々な分野に応用できるということ(半導体のレーザーテックも光技術?)、②副学長がトヨコーの経営陣にいるので、副学長の研究領域なんだろうな〜ということです!(副学長さんについてはこちら)
とんでもなく余談ですが、めちゃくちゃイケオジの雰囲気漂うな〜と思っていたら、ファッション系の方だったのですね。笑 すっごい、かっこいい。笑笑笑(←どうでもいい。笑 でも表に立つ社長ですからビジュアルも大事ですよね!?笑笑)
投資家目線メモ
とっても面白い会社だな〜と感じました。何よりすごいと思ったのが、社会問題に対して新技術でしっかりと応えていることです。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、社会の問題をどう解決していくのか?ということは、会社にとってとても大切な存在意義であり、使命な訳です。トヨコーはそこに真摯に向き合っていて、尚且つ唯一無二の技術で世の中に革命を起こそうとしていることです。企業として本当に大切なことを大切に、一歩一歩活動をしているところに私は心打たれました。
様々な企業を見ていると、当たり前のことを当たり前に、愚直に真摯に進んでいる企業って、案外多くないな、と思ったりします。
ちょっと横道に逸れますが、私たち人間も、当たり前のことを当たり前に、真摯に自分自身の人生と向き合っていくことって、簡単なことではないような気がしています。真っ当に、お天道様に恥じない、ご先祖に胸を張れる人生を歩んでいる人って、世の中にどれくらいいるのでしょうね。ネットでの匿名の誹謗中傷であったりも…私の個人的な想いですが、母としても、一人の人間としても、投資家としても、当たり前のことを当たり前に、コツコツと地道に、愚直に努力できる人間でありたいと、トヨコーさんの姿勢を見て改めて思わされたのでした。
GOODポイント
参入障壁と高い技術力がある点です。現在のトヨコーさんの技術はとても革新的なもので、唯一無二のビジネスを展開しています。そして、社会的なニーズがある仕事です。だからこそ高い利益率でも大丈夫ですし、そういったビジネスモデルであれば、インフレしても価格を上乗せすることもできます。代替他社がいない訳ですから、お金を払ってでもトヨコーさんにお願いします、となる訳です。ですから、ビジネスモデルとしては「最強」と言わざるを得ません。あっぱれです!!!
気になるポイント
気になるポイントは2点あります。1点目は、かなり投資が先行しているということ。工場を持っている会社ではよくあることなのですが、だいぶ投資をしているので、ちょっと心配になる部分もあります。
ただ、投資が先行していても、その投資をしっかりと回収できるビジネスモデルなのであれば、その投資は成功だったということになります。ちょっと無理をしている感は否めないのですが、それだけ受注依頼や問い合わせがあるのかな…という印象です。
私が勉強不足なだけかもですが、2025年3月期の法人税がマイナスになっているのがちょっと気になります。マイナスということは払い過ぎた分が還付になっているのかと思いますが、何があったのでしょう。。そして今期は法人税をお支払いするとなると利益はだいぶ目減りする可能性もあります。(ただそれ以上に利益が増える可能性もあり)雰囲気投資家が多いグロース市場で正しく決算書が読める方が多いことを祈ります。
2点目は、IR資料の質疑応答の部分にもあったお役所案件についてです。トヨコーさんは橋梁の塗装についてもやりたいようなお話しをされていますが、新技術がお役所に認定されるのは容易ではありません。(筆者は土木事務所で公共工事の入札と契約を担当していた過去があります。)
公共工事は公共性の観点から入札が行われます。こういう工事をこういう方法でやりますから、できる人は手をあげてください、といった感じに入札を行うのです。この入札では、安過ぎてもダメ、高過ぎてもダメで、役所が指定する方法で工事を行う必要が基本的にあります。(安いのがダメな理由は、労働者にきちんと賃金を払わなかったり、シャブコン(強度の足りないコンクリート)を使う業者を排除するためです。)
トヨコーの技術が実際に橋梁で使われるようになるためには、まずは国がその工法の安全性や妥当性を評価する必要があるでしょう。そして公共工事での実績を積んでいくことで、広く一般的になっていくと思います。そして一般的になっていった場合、「トヨコーさんのじゃないとダメ」というフェーズに入っていくと思います。
実際に、私が勤務していた時も、公共性の観点から一般競争入札を行いますが、現実にできる業者は1社しかない、といった業務も存在していました。(ある業務委託は他の業者も受注するようになりましたが、結局はそこの会社の装置を使わないと計測できなくて、受注した会社はその会社に機材を借りて行っていました。(だから利益取り分少なくなるので、旨みが少ないから入札に参加する業者が少なくなる))もし、将来的にトヨコーさそういったフェーズに入って来るのであれば、それはものすごい寡占企業になると考えられます。
今のところは、民間企業の工事で実績を積んだり、逆に海外の方が仕事がしやすかったり…というのもあるかもしれません!とても面白い会社だな〜と思ったし、PERも加熱していて、加熱するのも納得かな〜と感じました!(上場資金の投資先も着実で良いですしね!)
関連リンク
IR情報▶︎https://www.toyokoh.com/ir/library/
バフェットコード▶︎https://www.buffett-code.com/company/341A/
Yahoo!ファイナンス▶︎https://finance.yahoo.co.jp/quote/341A.T




\ブログ村始めました!応援お願いします♩/