柳原 尚史(経歴・学歴)
小学生の頃から、いつか起業したいと思っていた。連続起業家である祖母が印刷会社を経営しているのをずっとすぐ近くで見てきたから。
中学生のときには、祖母の会社の6つの工場をITでつなげ、印刷レイアウトや歩留まりを高めるソフトウェアを開発するまでに成長。その後は秋葉原に毎日通うプログラマー兼ゲーマーとなる。
大学時代に一度、ホームページ制作会社を立ち上げたり、ゲーム制作を行ったりしたが、本格的に起業する前に「祖母の印刷会社よりも、もっと大きなインパクトを出す仕組みを学ぶためにも大企業を知りたい」と思い、大学卒業後はNTTコミュニケーションズに入社。(早稲田大学卒)
小学4年生の時にN88-Basicでゲーム作りを始める。キッカケは、母。小学4年生の頃、周りのみんなが持ち始めたスーファミがうらやましくて、スーファミが欲しいと親に言ったら、PC-9821が渡されて、「これでゲームを自分で作れるよ」と言われたのがプログラミングの始まり。
新卒採用面接で将来像を聞かれた際に、「10年後にはNTTをやめていて起業したい」と発言。その通り、34歳で起業を実現。(そのときの面接官は現NTT持ち株社長の澤田純さん。その後も直属のチームに配属して頂いたそう。)
4歳児の母として、お母様のその心意気に感銘を受けました!!私もその作戦でいこうかなぁ〜夫に相談してみよう!
社会人(NTTコミュニケーションズ〜)
NTTコミュニケーションズでは、インターネット周辺の新規ビジネスの企画・実現にいろいろと関わることができ、楽しい日々を過ごす。
そのうち、通信と同じく大きなビジネスインフラである金融に興味が出てきて、またグローバルな会社で働きたいと考え、その時Forbesで一番大きい会社を探して世界最大級のメガバンクHSBCの日本法人、HSBC Japanに転職。
HSBCでは、保険の為替トレーディングシステムなどの設計・開発に携わる。
次に、サラリーマンでいる間に実際に海外経験を積みたいと思い、香港に住んで大和証券キャピタルマーケッツ/Daiwa Capital Markets Hong Kongで現地社員として働き、高頻度取引などのアルゴリズム設計・開発を担当。
2011年、震災と母の大病が重なったのをきっかけに帰国。
世界最大の資産運用会社、ブラックロック・ジャパンでプロジェクトマネジャーとなる。数十兆円規模の資産を扱うシステム開発や導入リードなど、本当に大きなプロジェクトのマネジメントを行った。
こうした10年強の経験で、幸いにも世界的に有名な大企業を知ることができ、そこで働く何人もの素晴らしいプロフェッショナルの働き方を見ることができた。そろそろ起業してもよいのではないかと思うようになる。
これまでのキャリアを通じて、先端技術を実際に活かすことの楽しさと、これまで見てきたような異なる専門性を持ったプロフェッショナルが切磋琢磨しながら新しいアイデアを生み出す活躍する場を自分でも作りたい。
また、キャリアを通じて自分の強みを振り返ると、難解な技術をビジネスサイドの言葉として翻訳でき、提案できることが自分のスキルとして最もバリューであったと思い至る。
このバリューは先端技術が生まれるたびに常に起きる社会的ニーズと考え、RIDGE(技術追求とビジネスインパクトの追求が高みでぶつかる新しいソリューション)のコンセプトが生まれる。(柳原社長のnoteより抜粋🔗)
いつか起業をと考えていた少年が、すぐに起業するのではなく、大きな会社でたくさんの経験を積んでから着実に起業する姿に、社長の地に足のついた性格を感じました^^
また、金融業界での多様な経験。これが直近のSBIとの提携に繋がっているのかな?なんて思いました。
ソニー(SONY)は関係ある?
Googleの予測変換に「柳原尚史 ソニー」と出てきますが、ソニーは関係ありません。
恐らくですが、2023年10月1日付で勝本徹さんという方が経営顧問に就任されています。この方が元ソニーの副社長だそうですので、その影響でGoogleにそのような予測が出ているのかと思います!
「AI」を事業に選んだ理由
先端技術としてはふと見れば、目の前には「AI」の世界的な大波がやってきていました。思えば私は、インターネットの波には学生の遊び程度しか乗らず、スマートフォンの波には乗り遅れました。この大波は逃したくありませんでした。それに、AIには、既存のルールベースのITシステムでは解決できない課題を解決できるという大きな魅力がありました。それでRidge-iを立ち上げたのです。2016年のことでした。(柳原社長のnoteより抜粋🔗)
と、noteに書いてありました。
ソフトバンクの孫さんが、確か起業した時に「どの分野で起業するかがとても大切」とおっしゃっていました。(確か孫さんは事業内容を2年くらい練るんですよね。)
孫さんはインターネットが盛り上がってきた頃にインターネットで起業、今世界の時価総額上位にいるグーグルやメタはスマホの波に乗った会社。そして次のトレンドがAIであることは誰もが分かっていることかと思います。柳原社長はその波に乗ろうとしているのですね。
宇宙事業はどうか?
いまは2018年、ちょうど3年目が始まったところです。私たちは一貫して、クライアントのビジネスの成功を第一に考えてきました。最高峰のAI先端技術(ディープラーニング、機械学習技術を中心とした先端技術)を活用して、ビジネスの最高地点をクライアントと一緒に目指していくことをミッションとしてきました。その結果、お客様のニーズも増え、ビジネスは順調に成長を遂げています。
皆さんご存知の通り、日本の労働力人口は減る一方で、単純労働や職場環境の良くない仕事にはなかなか人が集まらなくなってきました。人材不足で本当に困っているビジネスの現場がすでにいくつもあります。そこで私たちは、工場でつくる商品のキズを見分ける検品作業をサポートする異常検知AIソリューション、画像彩色のアシスタント業務を行うAIソリューション、ゴミ焼却炉のゴミ選定やゴミを燃えやすくする作業を肩代わりするAIソリューションなどを提供してきました。これらはどれも、人材不足という日本経済の大きな課題解決に貢献できるサービスです。言い換えれば、私たちは、クライアントのビジネスの成功が、そのまま日本経済や日本社会の改善に直結するビジネスを推進しているのです。
私たちのAIソリューションを必要とするビジネス領域は他にいくつもあり、捉えきれないほどの莫大な可能性があります。また、私たちはAIビジネスだけに留まるつもりはありません。たとえば、「ディープラーニング用の組み込みハードウェア」や「SLAM(ロボット掃除機などに応用されている自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術)」といったAI周辺のテクノロジーも迅速にキャッチアップし、総合的にビジネスに取り組んでいきたいと考えています。
さらに言えば、私たちは今後、「宇宙関連ビジネス」にも力を入れていきます。衛星データは宝の山で、十分に活用されていない知見がいくつもあります。たとえば、私たちが日常的に使っているスマートフォンの地図アプリ(地理情報システム)は、衛星データを活用した非常に便利なサービスですが、これは序の口に過ぎません。今後、衛星データを活用したAIソリューションやAIサービスがいくつも立ち上がってくるはずです。私たちはその分野にいち早く飛び込み、ゆくゆくは衛星データ解析の第一人者になれたらと考えています。私たちにとっても、宇宙はフロンティアなのです。(柳原社長のnoteより抜粋🔗)
ちょっとこの内容をまとめられる自信がなかったので、そのまま抜粋させて頂きました。(原文はぜひnoteへ!!)
ちょっと気になったので宇宙関連ビジネスについて調べてみました。筆者も宇宙関連は将来的にはもっと活用される時代が来るのだろうな〜と思っています。決算資料にも書いてありましたが、衛星データ利用のニーズはさらに高まり、マーケット規模は2040年までに2.5兆円、現在と比べて8倍となるそうです。(🔗決算資料P32より)
衛星画像の利用
Ridge-iが3年連続で「内閣府主催 宇宙開発利用大賞」なるものを受賞しているとのことですので、こちらの賞について内閣府のページを確認してみました!(🔗内閣府主催 宇宙開発利用大賞)
こちらを読んでいて思ったのは、一言に「衛星画像利用」と言っても、実に様々な分野があるのだな〜ということです。
筆者は元土木関連の公務員でしたので、パスコや国際航業はよく知っています。(例の内閣府のページにいました。)当時(十年くらい前)、彼らは航空画像で有力な会社でした。土木事業も受注していましたし。
けれど、そんな彼らを差し置いて、Ridge-iが土木関連(土砂崩れ)の賞を取っているのは興味深いな〜と思いました!
パスコや国際航業は農林業分野、他にも安全保障や土木関連、保険にまで画像利用が進んでいて、確かにこれはきっとまだまだ増えるのだろうな〜と感じました。
投資家目線では?
投資家目線で言うと、PER75で来期予想成長率が1桁というのはちょっとキツイかな…と。
そしてこのAI関連企業って本当にいっぱいいて、筆者はちょっと違いを理解できていないので、この分野への投資が難しいのが現実です。
チャンスが多いビッグトレンドなのはわかるんだけど、だからこそ参入障壁も低く、生き残る企業を見極めるのがとてもむずいです。。
けどなんとなく、Ridge-iは生き残りそうな気も…(感覚での投資はダメなので、論理的に説明できるようになるまで投資は見送ります。。)
関連リンク
IR情報▶︎https://ridge-i.com/ir/
バフェットコード▶︎https://www.buffett-code.com/company/5572/
Yahoo!ファイナンス▶︎https://finance.yahoo.co.jp/quote/55

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