今日はキオクシアの業績予想を書いてみようと思います^^
このブログの検索ワードに「キオクシア 業績予想」とあったので書いてみることにしました。⚠️ただし「投資は自己責任」ですのでご了承ください!(クレーム等は一切受け付けません。)
キオクシアの業績予想は?
通常のサイトであれば、ここはキオクシアの説明から入ると思いますが…それは知っている前提で書き進めます。(私はそもそも、投資をするのであれば、その会社の事業内容等は知っているのが大前提だと思います。ですから、もう少し見えにくい部分を書いていこうと思っています。)
2026年3月期の業績予想
あくまで私の想像ですが、今期の業績は前期を上回ることは難しいと思います。
その理由を列挙していきます。
①会社予想をみる限り、Q1の利益がほとんどない。
②仮にトランプ関税等が落ち着いて、需要が回復したとしても、Q2とQ3の稼ぎだけで前期を上回れると思えない。
この二つが主な理由です。
理由① Q1の利益がほとんどない
昨今の国際情勢を踏まえての予測だと思いますが、Q1(4月〜6月)は受注が少ないのでしょう。売上予想で言うと、好調だった25年3月期Q2の売上と比べて40%ほどマイナスになる予想です。(Q1比でもー35%)
国際情勢が落ち着いて、受注量が回復してくれば収益も上がってくるのだと思いますが、今現在の状態が続いた場合は厳しいのでしょうね。
半導体の製造は、設備投資に湯水の如くお金がかかります。キオクシアも莫大な借金を抱えての経営です。と言うのも、元半導体研究者で日本の半導体黄金時代を中の人として過ごしてきた父が言うには、「半導体の技術進歩はすごいペースだから、3年もしたら前の技術は使い物にならない」んだそう。だから、設備投資に莫大な資金が必要になってしまうのです。
その事業の性質上、儲かっているとき(需要が盛大な時)はものすごい利益が入ってきますが、基本的な支出が多いので、ちょっと需要が冷え込むとすぐに赤字に逆戻りしてしまいます。キオクシアの注意点ですね。
理由② Q2Q3だけで前期を上回れない
Q1は会社予想でもほとんど利益がないとのことでした。また、前期の決算資料にも説明があったように、Q4は固定資産税等の支払いがまとまって計上されるために、利益が減るとのことです。
前期の決算資料を見ても、Q3の四半期EPSが146なのに対して、Q4の四半期EPSは24.6です。ざっと1/6です。
単純に計算しても、保守的に見積もってQ1のEPSが0でQ4のEPSが25とすると、25年3月期のEPSを上回るためにはQ2とQ3で250くらい稼がないといけません。好調だった前期Q3のEPSで146ですので…かなり困難な数字であることが分かります。
今期の業績は厳しそうかなぁと言うのが私の印象です。
中長期での目線はどうか?
中長期で見ると、半導体は必要なものですし、キオクシアはデータセンター向けの需要がありますので、必ずしも業績が下向きという訳ではないと思います。
下向きの業績も景気の回復や国際情勢の安定と共に上向いていくのだと思いますし、国際的に競争力のない製品でもないと思います。
ですが、昨今の国際情勢や経済・政治的な要因の影響を大きく受けると思うので、足元の株価の推移は軟調なのでしょうね。PERも相当割安に見えますが、今期EPSで考えると、もしかしたら妥当な株価なのかもしれません。
また、私としてはもう一つ不安材料があって、それは6/15に迫ったロックアップ解除です。ここで大口が大量に売却してくるようだと、需給が完全に売りに傾く気もしているので。。
と、私はこんな風にキオクシアの業績について予想をしてみました!ただ、半導体については必ず需要が大きな時が来ると思っているので、その波にはしっかりと乗れるように準備したいと思って、キオクシアは監視しています^^