2026年8月14日に発表したQ1決算は赤字でしたが、翌月曜日の株価はストップ高となりました。
決算の内容は、赤字です。通期予想の進捗率も25%超えてはいません。
けれどもストップ高とまでなった理由を、紐解いていきます。
- 前回ストップ安の原因となった増資懸念はどうなった?
- 決算説明会で社長は何をしゃべったのか?
といった部分から、Aiロボティクスの真の強みや課題を深掘りしていきます。
この記事を書いた人👉育児ノイローゼでの廃業経験を持つ元事業主の主婦投資家。 チャートに頼らない「企業価値をみる本質的な投資」で怖くない&堅実な資産形成中![🔗詳しいプロフィールはこちら]30代投資1位のブログです🥇[🔗2025年|年間リターン+106%達成!全トレード公開中]
Contents
Q1決算の数字を振り返る
まずはざっと決算の数字を振り返ります。
このあたりはAIにもできるし、そういった投稿も多数ありますから、さらっといきます✨
ポイントは、
- Q1は宣言通り赤字
- ただし6月単月では営業利益が大きく改善
- 売掛金の増加が止まった
- BJC取得や事業構造転換で前年との単純比較が難しい
- 通期計画達成はまだ楽観できない
といった部分だと思います。
これらのポイントに関する個人的な感想は、
- SELLを店頭にも応用できるようにするために出費が嵩むらしいからしゃーないけど、赤字決算のビジュアルは派手やなあ…
- 6月は黒字化していて良さそうだけど、POSデータの取得も終わったっぽいけど、6月だけ意図的に出費を減らしたかもしれんしなあ…
- 売掛金の増加が止まったのは、純粋に嬉しい!
- BJCが入ったのは分かるけど、前回の決算書引っ張り出さんと比較できないのだるいな…笑
- 売上進捗率も決して高くないぞ…
と、資料を見た時点ではあまり楽観視はできませんでした。
けれども市場的には、最も恐れていた懸念は龍川社長の説明会で払拭されたようでした。
前回、市場が恐れていた「財務ホラーストーリー」
前回決算では、増資懸念がめちゃくちゃ盛り上がりました。
EC→卸への転換で売掛金・在庫増
+BJC大型買収
+ブリッジローン
+自己資本比率低下
で、「これ増資確定じゃね?」的な空気が流れていたのです。
(👉[🔗増資懸念と通期未達でストップ安となった前回決算の記事はこちら])
けれども今回の決算説明会で、龍川社長は増資懸念については強く否定していました。
無論、自己資本比率は低く、かなり刺激的な財務で激しくレバレッジが効いた状態ではありますが、社長自身が強く否定したことで「悪材料出尽くし」感もあったのかな?と思っています。
しかし、今回はCFの記載はなかったので、まだ懸念点は残っていますが、現金の懸念についても社長は強く否定していましたので、前回市場が勝手に妄想した「増資」「黒字倒産」といったリスクについては一旦後退したのかな?と感じました。
決算説明会で分かった「韓国美容企業」の例
今回龍川社長は、YouTubeで2時間の決算説明会を開催して下さいました。
私は全て視聴し、アンケートまで回答してきました!笑
その中で最も面白かったのが、韓国企業の話でした。
以前から自分が研究して参考にしている企業のお話をしてくれることが多いのですが、今回は韓国企業のお話が出ました。(前回は大御所ロレアルでした。)
この韓国企業の例を、どうAiロボティクスに活かすか?というお話がとても興味深かったので、この辺りのお話から、
- Aiロボティクスの海外進出はどう展開するつもりなのか?
- 2029年の極めて高い目標をどうクリアするのか?
- Aiロボティクスの強みはなんなのか?
といった点を深掘りしていきます!
ここからがこの記事の本丸でございます!!
ビジネスモデルを深く、深く解剖していきましょう♩(←ここが投資家として筆者の最も得意とし、最も好きな作業です!)
🇰🇷APR社とは?
今回龍川社長は2社、韓国企業をご紹介下さいました。1社目が、APR社です。
恐らくほとんどの日本人が馴染みがないと思いますが、medicubeというブランドのほぼ一本足打法で時価総額約1兆円まで登り詰めたそうです。(執筆時点の時価総額で。日経にも記事になっています。[🔗韓国美容APR、「メディキューブ」が席巻 時価総額は資生堂超え])(⚠️正確には複数ブランドですがmedicubeが圧倒的です)

👆こちらがそのmedicubeというブランドです。バラエティショップなんかで私は見たことがあります。
この🇰🇷APR社は、インフルエンサーを起用したマーケティングで北米で大成功を収めたようです。
そしてこの🇰🇷APR社の主力が、美容液と美顔器のセットなのだそうです。
ということで、ユンスから美顔器が発売されます!(のちの展開は想像できますよね?)
時価総額が大きな美容企業だと、ロレアルやエスティーローダーといった超大御所がいらっしゃいますが、これらの企業は複数ブランド戦略です。
けれどもAPR社はmedicubeのほぼ一本足打法でここまで上がってきた企業なのだそうです。
Medicubeへの依存度が高い成長には怖さがありますが、1ブランドの集中展開だけでここまでいけるのだな、というのはとても参考になりました。
化粧品はイメージと雰囲気で買われることも非常に多いので、こういったイメージダウンの影響がどの程度になるのかは、今後を見守ってみたいと思いました。
🇰🇷CJ Olive Young? or 🇰🇷Goodai Global?
もう一社については社名を挙げてくれなかったので、AIに検索してもらいましたが、未上場で時価総額1兆円クラスになるだろうとされている美容企業が韓国に2社もありました。
韓国はK-Popアイドルが強いのと、美容大国なイメージがあって、化粧品業界自体が強いのでしょうかね?
韓国美容界のTSMCと呼ばれている企業(ODM(開発・製造受託)企業)もあり、圧倒的な業界の人気感を感じます。
CJ Olive Young(オリーブ・ヤング)は、PBも持つ流通プラットフォーム、
Goodai Global(グダイ・グローバル)は、複数ブランドを持つ美容企業です。
AiロボティクスのYunthの現在のアドバイザーはBTSのVさん(愛称:テテ)なのですが、グダイのTIRTIRというブランドでもVさんがアンバサダーを務めていらっしゃいます。
こういった企業の例も研究しながら、自社に活かせる部分を活かしていこうとしているようです。
龍川社長の「時価総額1兆円目標」発言に対して、は?という印象を持つ方もいるようですが、「実際隣の韓国には時価総額1兆円クラスの美容企業があるのだからうちもできる!!」といったような発言をされていました。
確かにロレアル、エスティーローダーと比べちゃうと無理じゃない…?と思ってしまう気持ちは分かりますが、韓国企業にできるなら日本企業にもできるだろう!と思ってしまうのは日本人の心理なのでしょう・・・笑
(しかし現実、半導体株なんか触ると分かるし、世界各国の教育事情なんか比較しちゃうと韓国ってかなり強いんだよな…と思ってしまいます。)
Aiロボティクスの「競争優位性」は?
長期投資をすると、参入障壁やその企業ならではの競争優位性について考えますよね。
龍川社長も常々いっていますが、Aiロボティクスは化粧品の会社というよりはマーケティングの会社です。
最近私はピーター・ティール(Paypalやパランティアの共同創業者)の著書「ZERO to ONE」を読んでいますが、ティールの視点で企業を見ると面白いな、と思うのです。
1→10、10→100へ伸ばす会社
ティールは競争を避けて独占的な市場を創ることについて、著書で述べていますが、ティール的な視点で見ると、化粧品業界にいるAiロボティクスは超泥試合をしているように見えます。(流行り廃りも早く、商品数もべらぼうに多い)
けれども、様々な企業を広く見渡すと、0→1で独占的な市場を作れている企業は決して多くありません。(alphabetやMicrosoftなど)
逆に1→10型企業は、例えばユニクロ、Amazon、トヨタに代表されるように、既にある要素を組み合わせて仕組みとして完成させ、再現性高く確実にスケールさせるのだな、と。
市場で競争が生まれると、一歩間違うと泥試合に巻き込まれるリスクがありますが、自分たちの勝ちパターンを正しく認識して、再現性高く複製できると、安定感のあるスケールのフェーズに入れるのだな、と。そしてこういった企業は「スケールするほど堀が深くなっていく」という特徴があります。
Aiロボティクスは、この1→10型企業としてどれだけ再現性高くスケールできるのか?という正念場なのだな、と、個人的に観察しています。
Yunthというブランドを大きく育てることができました。
Brighteも大きく育ってきていて、Straineという新しいブランドや、新しくBJCという会社も加わりました。
「どんなブランドも伸ばせる」と龍川社長は以前仰っていましたが、まさに「どんなブランドもAiロボティクスに入ると伸ばせる」と言えるかどうかが、この企業の核なのだろうな、と私は考えています。
BJCを買ったばりで財務がカツカツなのですぐに次のM&Aはないと思いますが、もしこれから買うブランドが「◯◯よりもAiロボティクスに買収されたい」と思うようになったら強いな、と感じています。(例えばGoogleのDeepMindはMetaとalphabetからお声がかかっていて、Metaの方が高い金額を提示していましたが、ハサビスの思想がalphabetを選んだと言われています)
「再現性」をどこまで高められるか
化粧品市場は代替可能性が極めて高い市場です。
この市場で独占的な商品を開発し、長く愛されるというのは、ものすごく低い確率になると思います。
なので、Aiロボティクスは、Yunthがヒットしたこと自体は、堀ではありません。
本当に重要なのは、
Yunthでも成功
→ Brighteでも成功
→ BJCでも成功
→ 買収ブランドでも成功
→ 米国でも成功
と繰り返せるか?ということです。
それができると、「マーケティング能力そのものが競争優位」ということになってきます。
なので今はまだ序章で、Yunthの成功をBrighteには応用できていますが、StraineやBJC、そして米国でも、再現性高く成功できるとなると、マーケティング能力の競争優位性が明らかとなり、評価が上がるのだろうな、と勝手に想像しています。
なので私は、「ゼロから全く新しい市場を発明するというより、成功例を研究し、AI・マーケティング・販路・M&Aを組み合わせてスケールさせる」という龍川チームの1→10、10→100の力に賭けて、投資をしている、という自己認識です。
まだまだスリル満点なAiロボティクス
Aiロボティクスはまだまだ発展途中なので、競争優位性が完成した会社ではありません。特に今なんか、構造転換中なので、毎度決算がとてもスリリングです。笑
それでもこの会社に投資をし続けているのは、「多分龍川社長は2029年を達成してくるのだろうな」と、思っているからです。
実際私はYunthユーザーについになっちゃったのですが(笑)めちゃくちゃいいです…笑(まじで顔面5歳若返った!?って思うやつ笑)
んでもってハマってしまって、マジでリピーターになっちゃったんですよね…笑
この成分でこの値段でこの粗利いけます!?って感じなので、非常に満足しています。そしてこの脅威のコスパを実現できるのは、今どき企業ならではなのだろうな、と思うし、このコスパは簡単には真似できないな、と思うのです。
それでもやはり、財務は恐怖そのものですが(笑)だからこそ、
- 営業CF
- ブリッジローンの借換
- 売掛金・在庫
- 通期計画への進捗
- BJC
- SELLの他ブランドへの再現性
- 米国展開
こういったところを確認しながら、商品を使って自分の顔面で遊びながら(笑)最悪0円になっても龍川社長を恨まなくても済む(笑)ポジションサイズで見守っていこうと思っているところです。
基本的に私グロース銘柄苦手なのでもう触らないと決めたのですが、Aiロボだけは気が済むまで見守って、経営の勉強をさせて頂こうと思っています🙏
また次回もきっと決算記事出すと思うので、ブックマーク🔖して決算後に覗きに来てください♩
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☑️筆者の2026年上半期の投資を振り返る記事👇
☑️主婦がゼロから投資で勝てるようになるまで👇
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私は実際に商品を使ってみた方が、会社に対しても解像度が上がるな、と思っているタイプです🙋🏻♀️
なので商品未使用の方はまずは手に取りやすいパックからがオススメです✨
※筆者はAIロボティクス株を保有しています。本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。本記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。






